XQuartz を起動すると,
$
のようにプロンプトが上がる.
ここで,カレントディレクトリを表示すると
$ pwd /Users/george
のように,Macのファイルシステムの中における現在地が表示される. 特別なことをしていなければ,/Users の下にあるユーザ名が付いたディレクトリがあって,そこがホームディレクトリになっているはず.
ここで
$ ls
とすれば,ファイル一覧が表示される. 余計なことをしていなければ,ホームディレクトリに Desktop というディレクトリがあって,これは名前の通りデスクトップにあるファイルが入っているディレクトリ.
$ cd Desktop $ ls
とすれば,デスクトップにあるファイルの一覧が表示される.
さらに
$ mkdir tako
とすれば,デスクトップに tako という名前のフォルダが生成する. デスクトップを見れば,takoという名前の付いたフォルダのアイコンが新しく作られているはずである. このコマンドラインを使って生成したフォルダは,マウス操作で生成したフォルダーと全く同じものである. デスクトップで,tako のフォルダをダブルクリックすれば,フォルダを開くことができるし,マウス操作でファイルをフォルダ tako に放り込んだり,マウス操作でフォルダ tako の下ににあるファイルを他の場所へ移動したりすることもできる.
Macの他のソフトウェアで作成したファイルも,コマンドラインから操作することができる. 例えば,なにかの数値データが格納されているファイル data.txt があったとして,それをマウス操作でフォルダ tako に移動した後,
$ cd /Users/george/tako $ gnuplot gnuplot> plot 'data.txt'
とすれば,guplot でデータを表示することができる.
ちなみに,Excel のファイルはそのままだと gnuplot で読むことができない. Excel のファイルは,1回 Excel で開いてから,「ファイル」->「名前をつけて保存...」,ファイル形式で CSV を選んで,「保存」をクリックし,CSV 形式のファイルを作る. Excelが生成するCSV形式のファイルは改行コードが変なので,以下のコマンドで改行コードを変更する.
$ nkf -Lu --overwrite hogehoge.csv
ここまで変換すると gnuplot で扱うことができます. CSV なので,区切り文字を指定する必要があります.
gnuplot> set datafile separator ','
nkf がインストールされていないときは
$ brew install nkf
してください.