[ 岡山大学 | 理学部 | 地球科学科 | 地球および惑星大気科学研究室 ]
教養地球科学実験で取得した気温のデータを図にする.
/work2/atmos/data/metobs
- まず最初にデータの中身を見る
- emacs でファイルを開くことを推奨(cat や less は使わない方がよい)
- 最初の6行はデータの説明
- データは「,」で区切られている
- 1列目が時刻(HH:MM:SS),2列目に気温
- データの区切り文字を指定
gnuplot> set datafile separator ','
gnuplot> set xdata time
gnuplot> set timefmt "%H:%M:%S"
- データの説明が書かれた最初の6行をスキップして,1列目を横軸,2列目を縦軸に指定してプロット(ファイル名は適当なものに置き換える)
gnuplot> plot "data.dat" using 1:2 every ::6
- 欠損値をプロットしないようにする.このデータは欠損したところに -999 と書いている.-999 は欠損値であると指定することで,欠損値を除外してプロットするようになる.
gnuplot> set datafile missing "-999"
- 手作業で30とか図を作るのは面倒だと思う(のが普通です)
- シェルスクリプトを書いて自動処理させることを考えるのがいいかも
- gnuplotでも繰り返し処理はできる
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 正しくスクリプトを書いたなら,30枚などあっという間に処理できる.同じ形式でデータを作ることにすれば,来年も再来年も,その先も,ずっと同じスクリプトで図を作成することができる.
南方振動指数を図にする.
/work2/atmos/data/enso/soi
ソースはNOAA
- データはテキストなので,まずは見てみる
- プロットできるようにデータの形式を整える必要があるとわかる(そのままプロットするのは難しいように見える)
- スクリプトを書いて計算機に整形させるのがよいと思うけど,手作業でもできなくはない
太平洋赤道域の中部から東部における海水温が平年より高くなった状態をエルニーニョ,平年より低くなった状態をラニーニャ,と呼ぶ.
一方で,南太平洋東部とインドネシア付近で,気圧がシーソーのように連動して変化する現象もあって,これは南方振動(Southern Oscillation)と呼ばれる.
エルニーニョ現象と南方振動は,大気と海洋が結合して生じる同一の現象の,大気側と海洋側に対応するものと考えられている.
南方振動指数(Southern Oscillation Index)は,タヒチとダーウィンの気圧差を指数化したもので,南方振動の状態を表す.
一般に,エルニーニョのときに負,ラニーニャのときに正となる.
2009年から2020年のSOIを図にしてみた
エルニーニョ現象及びラニーニャ現象の発生期間(季節単位)から,エルニーニョとラニーニャの発生期間を拾い出して,それぞれ赤色と青色のハッチを追加.
- 2009年夏〜2010年春 エルニーニョ
- 2010年夏〜2011年春 ラニーニャ
- 2014年夏〜2016年春 エルニーニョ
- 2017年秋〜2018年春 ラニーニャ
- 2018年秋〜2019年春 エルニーニョ
タヒチとダーウィンの気圧のデータ
/work2/atmos/data/enso/tahiti
/work2/atmos/data/enso/darwin
ソースはNOAA
- 図にしてみる
- 南方振動指数(SOI)を計算してみる
SOI = ( 標準化したタヒチの気圧 - 標準化したダーウィンの気圧 ) / 標準偏差
ここで使う標準偏差は,( 標準化したタヒチの気圧 - 標準化したダーウィンの気圧 ) の標準偏差
Last Updated: 2020/11/05, Since: 2019/11/10.
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