[ 岡山大学 | 理学部 | 地球科学科 | 地球および惑星大気科学研究室 ]
特に断らない限り,このページに書いてあることは「岡山大学埋蔵文化財調査研究センター紀要2005」に基づいています
- 津島キャンパスは陸軍第十七師団駐屯地の跡地
- 陸軍関連施設のいくつかは今でもキャンパスの内外に残っている
- 残っている建物も改変を受けているものが多い
- 現存する建物は7棟
- 「埋蔵文化財調査研究センター紀要2005」には8棟とあるが,201X年に工兵隊事務所が解体されたので7棟
- 工兵隊食堂並浴場
- 現.文学部考古学資料館・二部学生BOX
- 煉瓦造(イギリス積み)
- 広島陸軍兵器補給廠岡山支廠北倉庫炊事場
- 広島陸軍兵器補給廠岡山支廠衛兵所
- 広島陸軍兵器補給廠岡山支廠倉庫
- 現.工学部11号館
- 東側が取り壊され,残っているのは西側の一部だけ
- 山砲兵第二大隊表門
- 現.理学部の南東にある門
- 煉瓦は小口積み
- 1907(明治40)年の第十七師団創設期のもの
- コンクリート高塀
- 現.教育学部の南東隅
- 高さ約5m
- 法界院駅からの引込線の荷解き場を隠す目隠し塀であったらしい
- 橋梁演習施設
- 橋台と橋脚
- 橋梁の架設演習,橋梁爆破用の火薬設置演習,などに用いられたものらしい
以下の建物は「埋蔵文化財調査研究センター紀要2005」では現存する建物には含まれていない.おそらく大きく改変されているため.
- 陸軍第十七師団歩兵第三十三旅団司令部庁舎
- 現.研究推進産学官連携機構
- 岡山の洋風建築を記録する会事務局
- 元はコの字型
- 建物の左右は解体されて,正面部分だけが残された
- 内外装ともに大きく手が加えられており,当時の面影はほとんど残されていない(正面入り口あたりのデザインも建築当時とは異なる)
津島キャンパスの南にある岡山県総合グラウンドは,元・練兵場.
第十七師団設置時の広さは140,988坪(約470,000平方メートル),現在は約350,000平方メートル.
- 岡山偕行社
- 現.岡山県総合グラウンドクラブ
- 偕行社は旧陸軍の相互扶助や親睦事業を行なった団体
津島新野は津島キャンパスと岡山県総合グラウンドの間.
- 騎兵第二十一聯隊将校集会所
- 現.新野公会堂
- 新野町内会に払い下げられ,現在の場所に移築
Last Updated: 2022/03/03, Since: 2022/02/14.
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