北海道大学附属天文台に設置されているスカイモニターの画像を1年分つなげて,1枚の絵を作りました.
1日に撮影した画像を横1列に左から右へと並べていて,左端は0時,真ん中が12時,右端が24時. 上から下には日付順に並べられていて,いちばん上が1月1日,いちばん下が12月31日. 真っ白は欠測.
昼間は青っぽい色,夜は黒っぽい色.雲が出ると白っぽい色になります. 夜間は月が出ていると青白い色になっています.夏季の夜間を縦に見ると,約30日の周期で黒い空と青白い空を繰り返していることがわかります.
昼と夜の境目がぐねぐねしているのは,日の出と日の入の時刻が季節によって変わることを示しています. 横に見て,青い領域がいちばん狭くなる日が冬至,いちばん広くなる日が夏至. 昼がもっとも短く(長く)なる日に,日の出がいちばん遅く(早く),日の入がいちばん早く(遅く),とはなっていません. これは,地球の自転軸が公転面に直交していないことと,地球の公転軌道が楕円であること,に依ります(国立天文台 よくある質問 1-4).岡山に比べると,名寄は緯度が高い分,日の出と日の入の時刻の季節変化が大きくなっています. 昼と夜の境目には,濃い青の領域が見えます.この日の出前と日の入後にあらわれる空が濃い青色に染まる時間帯はブルーアワー(blue hour)と呼ばれています.
岡山大学天文台のスカイモニターで撮影した画像から作った絵はこちら
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