[ 岡山大学 | 理学部 | 地球科学科 | 地球および惑星大気科学研究室 ]
AstroImageJを使ってBバンドとVバンドをまとめて測光する.
- フィルターごとに重ね合わせた画像を1つのフォルダーに入れる
- ファイルの読み込み
- File -> Import -> Image Sequence...
- ディレクトリを選択
- フィルターごとに重ね合わせた画像を入れたフォルダーを指定する
- 「OK」をクリック
- ゼロ点補正のための測光と,HR図を作るための測光,2つに分けておこなう
- まとめて測光してもいいけど,分けてやる方がたぶん簡単
- 以下にある「測光の手順」に従って,できるだけ多くの星を測光する
- ざっくりした目安は400星以上,できれば500星くらい測光する
- どの星をどの順番で測光したのか,メモする必要はありません
- ゼロ点補正のために測光した星も測光する
- 暗い星もできるだけ測光する
- 測光する星の数が多いほど,よりよいHR図を描くことができます
- 右端から測光する
- 測光すると星の右側に文字が書き込まれる.左から測光すると測光前の星の上に文字が書かれて邪魔になる
- Aperture の設定
- 明るく周囲に星がない孤立した星を選ぶ
- Windows:Altキーを押しながら選んだ星をクリック
- Mac:optionキーを押しながら選んだ星をクリック
- Seeing Profile の窓が開く
- 赤字で表示される Radius,Back>,<Back の3つの数字をメモする
- 「Save Aperture」をクリックする
- 複数の星を同時に測光する
- Analyze -> Multi-aperture...
- Multi-Aperture Measurements の窓で測光のパラメターを設定する
- 「Radius of object aperture」「Inner radius of background annulus」「Outer radius of background annulus」の3つの数字が,先ほどメモした3つの数字に一致することを確認する
- Fixed Apertures as selected above にチェックを入れる
- Auto comparison stars のチェックを外す
- Remove stars from background にチェックを入れる
- 「Aperture Settings」のボタンをクリックする
- 「More Settings」のボタンをクリックする
- Select single aperture items to display in measurements table: の中から,以下の2つにだけチェックを入れる(それ以外のチェックを外す)
- Filename (Label)
- Source Counts (Source-Sky)
- Select aperture items to display (or clear) in image overlay: の中にある以下のチェックを外す
- 終わったら「OK」をクリック
- 設定が終わったら,「Place Apertures」のボタンをクリックする
- 測光する星を設定する
- 測光する星をクリックする
- 測光する星を全てクリックしたら,「Enter」キーを押す
- 測光が始まり,窓がいくつか開く
- 測光が終わったら
- Multi-plot Main の窓で Table -> Transpose currently selected table とすると,行と列が入れ替わる
- Multi-plot Reference Star Settings の窓で「Save Table」のボタンをクリックすると,測光結果が保存される(デフォルトのファイル名はxlsという拡張子が付いているが,その実態はxlsではなくTab区切りのテキスト)
- 画像の選別を見直す
- ダメな画像は外す
- ダメな画像とは,他の画像に比べて,写っている星の数が少ないとか,写っている星の形がいびつであるとか
- 選別の基準をどうするか,さじ加減は難しい
- 基準を厳しくすると使える画像が減る,甘くするとダメな画像が混ざる
- 使う画像が減る,ダメな画像が混ざる,どちらも測光結果を悪くする
- 使う画像を増やす
- 全グループの画像を使う
- それぞれ,露出時間に合わせたダーク引きなどの処理が必要
Last Updated: 2023/10/29, Since: 2017/10/15.
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