天文学入門2019

フラットの合成

FIJIを使ってフラットを合成する．

フラット用のダークを合成

• フラット用のダークの合成ができていない場合は，先にフラット用のダークを合成する
  • ダークの合成

ファイルの読み込み

• フラットの読み込み
  • File -> Import -> Image Sequence...
    • ディレクトリを選択して，Openをクリック
      • ファイルを選択しないと先に進めないときは，ファイル名に読み込みたい一連のファイルに含まれる文字を入れる(例：FIT)
    • Sequence Options
      • 特定の文字列を含むファイルのみを選択する場合は，「File name contains:」に文字列を入力する
        • 全てのファイルを選択するなら空欄のままにしておく
      • 「Use virtual stack」にチェックを外す
      • 「OK」をクリック
• 合成ダークの読み込み
  • File -> Open
  • フラット用に合成したダークのファイルを選択して，Openをクリック

フラットの合成

• ダーク引き
  • Process -> Image Calculator...
    • Image1: はフラットの画像を選ぶ
    • Operation: は Subtract を選ぶ
    • Image2: はダークの画像を選ぶ
    • 「Create new window」にチェックを入れる
    • 「32-bit (float) result」のチェックを外す
    • 「OK」をクリック
    • Process Stack? で確認を求められたら「Yes」をクリック
• 平均輝度の補正
  • ダーク引きで生成した画像の窓をクリック
  • 画像が32-bitのときは16-bitに変換する
    • Edit -> Options -> Conversions...
      • Scale when converting のチェックを外す
      • 「OK」をクリック
    • Image -> Type -> 16-bit
  • Image -> Adjust -> Bleach Correction
    • Correction Method: は Simple Ratio を選ぶ
    • 「OK」をクリック
      • Simple Ratio は，各画像から Background Intensity を引き算した後， 各画像の平均輝度を求め，各画像に (１枚目の平均輝度)/(n枚目の平均輝度) をかけ算する
    • Background Intensity は 0.0 にする
    • 「OK」をクリック
• 中央値をとる
  • 平均輝度の補正をして生成した画像の窓をクリック
  • Image -> Stacks -> Z project
    • Projection type は Median を選ぶ
    • 「OK」をクリック
• フラットの規格化
  • Analyze -> Measure
    • Results の中の Mean の数値をメモする
  • Process -> Math -> Divide...
    • Value: に先にメモした Mean の値を入れる
    • 「OK」をクリック

合成したフラットを保存

• File -> Save As -> FITS...
  • 名前を適当に付けて「Save」をクリック