青:アメダス(観測地点 岡山)
赤:2014年式強制通風式日除けの中に入れた「おんどとり」(地上1mくらい)が測定した気圧
赤:アメダスと「おんどとり」(地上1mくらい)で測定した気圧の差
おおよそ0.3hPa程度の差がみられる.
青:アメダス(観測地点 岡山)
赤:2014年式強制通風式日除けの中に入れた「おんどとり」(地上1mくらい)が測定した気温
赤:アメダスと「おんどとり」(地上1mくらい)で測定した気温の差
気温差はだいたいは0.5度以内の範囲におさまっているが、それ以上にずれる場合もある.日中は差が大きくなることもあり、最大(「おんどとり」の方が高い温度を計測)と最小(「おんどとり」の方が低い温度を計測)はいずれも日中に記録されている.17時以降は安定して「おんどとり」の方が0.5度程度低い温度を計測した.
青:日照時間
青:10分間の平均風速
シアン:10分間の最大風速
気球上昇中と下降中のデータは除いてある.
赤:地表付近
緑:気球直下
05-06 06-07 07-08 08-09 09-10 10-11 11-12 12-13 13-14 14-15 15-16 16-17 17-18 18-19 19-20 20-21
赤:地表付近
緑:気球直下
05-06 06-07 07-08 08-09 09-10 10-11 11-12 12-13 13-14 14-15 15-16 16-17 17-18 18-19 19-20 20-21
赤:(地表付近の気圧) - (気球直下の気圧)
赤:静力学平衡を仮定して求めた気球の高度
8時すぎまで気球の高度は一定していたが、それ以後は20m程度上下している.気球の上下は風速が強くなったことと関係しているように見える.最初は気球に2つ「おんどとり」を付けて上げていたが、気球の高度が下がってきたため17:55頃に「おんどとり」をひとつ外した.
赤:(地表付近の気温) - (気球直下の気温)
赤:地表付近と気球直下の観測から静力学平衡を仮定して計算した温度減率
9時すぎまでと16時半頃以降の温度減率はだいたい0.01 K/m以下となっており、安定な成層になっているように見える.日中は乾燥断熱減率よりも大きな温度減率が観測された.使用している測器の問題で、周囲の変化に対して気圧の測定はすぐに応答するのに対して気温の測定はすぐには応答しない.そのため、気球が気温測定の応答時間よりも短い時間スケールで上下していると、温度減率は大きくも小さくも測定されることになる.
赤:地表付近と気球直下の観測から静力学平衡を仮定して計算した気球高度と温度減率
右下がりにデータが並んでいるように見えるのは、先の温度減率のところで述べたように、気球が上下する時間スケールが気温測定の応答時間よりも短いことによるものと考えられる.
赤:地表温度と温度減率
地表温度が高いと温度減率は大きくなる傾向があるように見える.午前中は地表気温が25度Cを超えたくらいから温度減率が乾燥断熱減率よりも大きくなるのに対して、午後は地表気温が26.5度Cを下回るようになったところで温度減率が乾燥断熱減率くらいの大きさになる.