太陽を1円玉(直径2cm)の大きさとすると,太陽と地球の間の距離は約2mになり,太陽から最も遠い惑星である海王星までの距離は約60mになります.仮に海王星までを太陽系とするとその直径は約120mとなりますが,その空間の中で物質が存在しているのは1円玉の大きさくらいでしかないということです.
太陽系には惑星もありますが,惑星はみな太陽に比べるとだいぶ小さい.太陽系最大の惑星である木星の大きさは太陽の約1/10なので約2mm,地球はさらにその1/10の約0.2mmです.よくあるシャーペンの芯の太さは0.5mmですから,地球はそれよりも小さいということです.
岡山大学理学部校舎の廊下に惑星の軌道を描いてみました(床広告を手がけている業者さんに発注して施工してもらいました).
廊下の全面に施工するとお金がかかりすぎるので,火星までをひとまとめにして,木星,土星,天王星,海王星の軌道はそれぞれ独立させました.人が立っている白いシートは火星までの軌道を描いたもので,後ろに木星と土星の軌道を描いた白い帯が見えます.そのさらに先には天王星と海王星の軌道を描いた白い帯があるのですが,遠すぎてこの写真ではよく見えません.
水星から火星までの軌道.足下の黒丸は太陽.いちばん内側の水星の軌道はだいぶひしゃげていることがわかります.
全体説明のポスター
NASAが配布している資料をもとに作成した太陽と各惑星のポスター